今まで書いてきたDNタイトルの中で一番頭が悪いって自負するしかない
プレリの前にこのタイトルって完全に悪意あるだろって思われても仕方ない
いいんだ


ここからほぼアラサー世代にしかわからんような話
まずこのアルバム前提にありきです。


「宇多田ヒカルのうた」
http://www.utadahikaru.jp/15th/index_pc.html


宇多田ヒカルを13組のアーティストがカバーした楽曲で作られたアルバムなんですけども、自分がもともとKIRINJIが好きなのでこのアルバムを購入したわけです。
宇多田も当然好きなんですが、まぁ何よりはKIRINJI。そんな感じの気分でした。
が、現在ヘビロテしてるのはKIRINJIでも椎名林檎でもなければ、浜崎あゆみ。
いや、これ凄い。
当時中高生だった俺にとって浜崎あゆみが宇多田ヒカルをカバーするってのがまずありえない。
MTGでいうと、ウギンとボーラスが協力してエムラクールに挑む感じ。
当時の女性ソロアーティストのシングル売上げ二大巨頭が結託すること自体考えづらい。

が、時代は経ち15年の歳月。
盛者必衰か、互いに日本の音楽シーンの『センター』からは微妙にずれた位置へと移り変わったわけです。(二人とも前線には立ってるとおもうけどね)
まぁ今この人たちの曲を歌おうものなら、すぐさま懐メロ扱い。
同じ職場の22歳の子が「そばかす」やら「残酷な天使のテーゼ」は歌うのはさも当然のようにスルーされるけど、さっきの歌姫の曲を入れようものなら、俺のようなおじさんたちは大盛り上がりするのです。(この前遊んだ26の子は相川七瀬歌ってくれたので、少し下の世代にも歌の知識自体はあるんだろう)
話は戻り、このガチッガチなアラサー世代大喜びの楽曲こそが浜崎あゆみの「Movin’ on without you」です。
当時「浜崎とかマジありえないんだけど!!宇多田聞くわ!あとMISIA!」と、駅前に出来たばかりのTSUTAYAへとせっせとお小遣いでこのあたりのCDを借りてはカセットテープ(MDは高校になってから買ってもらった)に録音しておりました。
ただまぁ宇多田も浜崎もクラスに一人以上は絶対アルバム持ってる英雄がいたんだけどな
(当時売れる前だったAIは地元鹿児島で精力的に活動してた(地元ネタであれだけどAMPって音楽番組でヘビロテされてた)から、彼女のCDは割と借りてた。あんな有名になるとはね……)
まだMTGではなくポケカぐらいにしかお金をかけていなかった僕にとってTSUTAYAでCD借りるのが基本的なお金の使い方であり、それ以外はRPGツクール3とロマサガ3とFF7、FFTぐらいで何度も独りで遊べてた安上がりなヤツでした。
この頃からインドアな自分を運命再編したい。
浜崎あゆみを好きだというヤツは大体ヤンキーっぽい奴か、ちょっと工業高校っぽい感じの男子が中心だった。
俺さ今自分の記憶を頼りに話してるから偏見だとか言われても困るからやめてね。記憶はよく改竄されますからロボトミー!
んで、宇多田ヒカルは割とおとなしめの男子とか女子とが好き。スピッツとかも聞いてる。ミスチルも。たまにラルクとグレイかで戦争になる程度で、B’zはベストアルバムが売れすぎてて殿堂入り扱いだったので好きとかいう意味がなかった。嫌いというほうが逆に目立って迫害される対象になる勢いだった。リシャポ使わない理由がないって感じのウルザ-マスクスブロックみたいな感じです。んで、宇多田ヒカルの曲は割と女の子にも勧めやすいんだけど、俺の好きな子は浜崎が好きだったから
当時浜崎が「まだこんなにウチのいい曲あるんやで!」というほどのアレンジナンバーのアルバム?もうシングルとは言えねえよねこれ……ってのを勧められて、泣きそうになったのは記憶改竄してないレベルで自信ある。
俺がボヤージュするところだったわ……ってシュールなこと呟いたかは知らんけど、このあたりからMTGではぎゃざガールとか手を出してたなぁそういえば。あ、今日はMTGの話するつもりないから。初めてウルザスサーガのスターターセットから出てきたレアは稲妻のドラゴンと踏査と暗黒の雛でした。
今日がとても樂しいと明日もきっと樂しくてそんな日々が續いてくそう思っていたあの頃……
あれ、大人になってから聞くと結構いい曲だなSEASONS。
そんな自分の中の何かの変化を感じ取れたのも、そんな浜崎あゆみのカバーを聞いたからで、改めて彼女の楽曲を聞き返してるんですが、結構いいなって思うわけですよ。
おそらくは挫折をいろいろ繰り返してきたというか今もある意味苦境の最中なのかもしれない浜崎あゆみという存在が急にでかく感じられた。
15年の間に彼女もまた何かを感じて、運命を再編してきた人なのかもしれない。
だからこそ、プライドすらもかなぐり捨てて、かつてのオリコンチャートのライバルである宇多田の曲を自分の色に染めつつも、しかし誰が聞いても宇多田ヒカルのあの曲であることを認めてしまうレベルでダンスチューンなナンバーへと完成されているのだった。
これを運命再編と言わずして、何というのか。回顧厨乙とでもいうのか。




そして俺は思う。
倉木麻衣は宇多田のアルバムのカバーメンバーに参加できなかったのはなぜなのかを……。

コメント

ぶてぃ
ぶてぃ
2015年1月16日0:14

こないだ天神イエサブで「この店で流している音楽(ミュージックラジオ)のチョイスが2000年くらいで止まっている」という話をしていたのを思い出しました。

シャーチク
2015年1月16日3:49

一昔以上前からネットでは「宇多田はメディアがごり押ししてた」と言われてましたがその頃普通に聴いてた男子として浜崎あゆみのこのカバーにはグッと来ました。
当然、浜崎あゆみナイズされてるので、端々に高音入れてますがそこもまたいい感じです。
今は「メディアが宇多田をごり押ししてた」とかいう怪文書レベルの否定意見は探さなきゃ聞かれないので、結局セルアウトなミュージックシーンというのはどうあっても一先ずは批判、否定されるんだなぁ。と感じました。
何が言いたいかと言うと、宇多田はgoldenriverまでが本当に最高だと言うことです

nzm
2015年1月16日7:53

懐メロ扱いになんか共感してしまってワロタァ、、、

zama
2015年1月16日11:24

MTG勢は地味にこの年代多いんでしょうか。。懐かしさw

のその
2015年1月16日15:22

そんなことよりも『この前遊んだ26の相川七瀬似の子』のほうが気になります。
あ、ぼくは浜崎あゆみの歌はよくわからないです。大きな何かを手に入れながら、失ったものもあったかな?今となってはもう分からないよね。取り戻したところで、きっと微妙に違っているはずで…

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