《チャンドラのフェニックス/Chandra’s Phoenix》
バーンデッキの基本生物。
現環境では飛行持ちは冒涜の悪魔と嵐の息吹のドラゴンなんかが主流で正直あまり多くないんでブロックはされにくい。
このカードは継続性がメリットで攻防において活躍する。
攻め手としては本体火力によって回収可能で、バーンデッキが陥りやすいハンドアドバンテージ損失からの息切れを防止する。
だがそれ以上に後手に回ったときに、守りに回しつつ、火力で地道に詰めながらチャンプブロックとして再利用するという点が大きい。
バーンデッキは往々にして序盤獲得したイニシアチブを相手に渡しやすい。その時点で大抵のバーンデッキは息切れ気味なんで劣勢には違いないのだが、単純なファッティで攻められるだけであればチャンフェニや変わり谷を犠牲に追加火力による最後の詰めに期待できなくもなかった。
このカードを上手く使えるかでバーンデッキとしてのプレイングはかなり違うように感じる。
自分は最初のうちは攻め手としてのチャンフェニにしか着目しきれていなかった。だが、バーンを使ううちにこのカードが本当に活躍するのは劣勢のときだと確信した。攻めるときに攻める。守るときには守らねば勝機は得られない。バーンデッキが難しいという理由がこのカードのおかげでわかったような気がする。

《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》
レガシーのような下の環境ならわかるが、スタンではちょっと……と正直思ってた。使うまではな!
まずこのカードを採用しようと思ったきっかけは灰の盲信者がクッソ弱いと思ったからだった。女人像め許さんぞ!
そして除去が豊富すぎる環境へと移行した点。黒タッチ緑も白も生物への回答が充実しすぎ。
じゃあ直接火力を追加……してたけど、まぁなんか継続的なクロック不足が息切れを招いてる感じはした。あとブロッカー不足は痛い。
そんなわけで悩んでたときにこれを使うタイプのバーンと戦ってみる機会があり、まさにこれこそが回答たる生物であった。
ブロッカーを出されてもダメージを稼げる生物だ。自分もライフは減るが、相手も減る。互いにライフ損失が大きいのならば、必然的にバーンデッキの方が詰めるカードが多い分優位となる。本領を発揮するのはこれが複数並んだ場合。こちらはドローアタックゴーに徹すればよく、詰められる段階になったらようやく火力をぶつければよいのである。戦導者のらせんであれば遠慮せず打てるし、場合によっては変わり谷も起動して殴りに行ける。谷を処理するために相手が除去を使おうものなら4点以上のダメージが飛んでいく。相手も苦しいだろう。
ただサイドアウト要員でもある。同系後手なら抜く。先手であっても灼熱の血があるので難しいところだが、生物の濃さが相手の火力の消耗へと繋がるのでデッキの生物密度との兼ね合いで判断する。グルールモンスターのようなデッキもほとんど意味を為さないので抜く。エスパーコンはピン除去(特に今わの際)を使わせるために残す。このカード自体がアゾリウスチャームに強いのもあるし、相手はブロッカーも薄いんでクロックも稼ぎやすい。ニクス毛の雄羊にブロックされれば稲妻の一撃でイナフだわ。至高の評決をバーンデッキに残してくれるなら変わり谷とチャンフェニが笑顔ですし、ニクス毛も巻き込んでくれるんでありがたいです。
黒単は絶対残し、青単も割と残す。白単アグロにも残す。驚異的な展開にくぎを刺せるというのもあるが、序盤の相打ち要員になるんで残す。
考え方としては4マナ域以上のビッグアクションを豊富に持つデッキには抜きやすい。呪禁バントにも残してブロッカーとして運用するかもしれない。自分よりもアグレッシブに低マナ域で動く相手にはダメージ源以上にブロッカーとしての期待をしている。デッキ自体がそこまでクリーチャーにも火力を打てるようなわけではないので、こういうアグレッシブな動きをする相手には相打ち要員として残すことで火力不足によるじり貧を防ぐことができる。ただ、この用途が目立つようであれば先制攻撃を持つ灰の盲信者の方が絶対に強いし、ボロスの反攻者という生物も念頭に入れておきたい。
スペック的には灰の盲信者の方が明らかに良い。大歓楽の幻霊は一度つかんだイニシアチブを簡単に相手に渡さず、そのまま早期決着をつけるための生物って感じ。



……他の生物も書いてたけどPC固まって消えちゃったのでとりあえずここまで上げとく。
やはりその3に続く。

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