EDH界で頻繁にみられぬジェネラルをフューチャーして、その傾向と対策を考える。
初見殺しを少しでも減らすのが目的(年1回ぐらい連載程度できればいいな)
EDH傾向と対策:第ヨ回「Richard Garfield, Ph.D.」
EDH傾向と対策:第ハ回「島魚ジャスコニアス」
EDH傾向と対策:第ン回「島」


1996 World Champion  (白)(青)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー
1996 World Championが戦場に出るに際し、対戦相手1人を対象とする。
1996 World Championは呪文や能力の対象にならない。
1996 World Championのパワーとタフネスはそれぞれ、選ばれたプレイヤーの総ライフに等しい。
あなたの手札を捨てる:あなたのライブラリーから名前が「1996 World Champion」であるカードを1枚探し、そのカードを公開する。あなたのライブラリーを切り直し、その上に1996 World Championを置く。この能力はあなたのアップキープの開始時にしかプレイできず、1996 World Championがあなたのライブラリーの中にある場合にのみプレイできる。
*/*


もはや統率者ダメージという言葉すら生ぬるい最強のビートダウンジェネラルを使用したEDHのレシピは今のところどこにも見当たらない
それは恐らくあまりにイージーゲームすぎて考察する必要すらないという悲しい現実の上に成り立つものである
入手難易度がちょっと高いことも拍車をかけているがそれは些細な問題である
何も考えないなんて怠慢だ。思考停止するなど傲慢だ
だからこそ私のようなカジュアルプレイヤーが重い腰をあげて、とりあえず誰が読んでいるのかも定かではないDN上でまずはサンプルレシピと考察を考えなければならなくなったのである。ご了承頂きたい

それではレシピから


1996 World Champion

1:《投げ飛ばし/Fling》
1:《伏魔殿/Pandemonium》
1:《電撃力/Electropotence》
1:《戦嵐のうねり/Warstorm Surge》
1:《破裂/Rupture》
1:《血まなこのサイクロプス/Bloodshot Cyclops》
1:《心魂破/Soulblast》
1:《消耗の儀式/Rite of Consumption》
1:《手綱取り/Grab the Reins》
1:《ゴルガリの死者の王、ジャラド/Jarad, Golgari Lich Lord》
1:《豪腕のブライオン/Brion Stoutarm 》
1:《最後の一撃/Final Strike》
1:《ザスリッドの悪魔/Xathrid Demon》
1:《Sword of the Ages 》
1:《イマースターム/Immersturm》
1:《秋の帳/Autumn’s Veil》
1:《拘束+決心/Bound+Determined》
1:《ガイアの伝令/Gaea’s Herald》
1:《力説/Insist》
1:《凶暴な召喚/Savage Summoning》
1:《誤った指図/Misdirection》
1:《Force of Will》
1:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
1:《有毒の蘇生/Noxious Revival》
1:《否定の契約/Pact of Negation》
1:《拭い捨て/Wipe Away》
1:《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1:《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
1:《赤霊破/Red Elemental Blast》
1:《紅蓮破/Pyroblast》
1:《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1:《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
1:《時のらせん/Time Spiral》
1:《Demonic Tutor》
1:《Wheel of Fortune》
1:《Timetwister》
1:《森の知恵/Sylvan Library》
1:《意外な授かり物/Windfall》
1:《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
1:《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
1:《Mana Crypt》
1:《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
1:《金属モックス/Chrome Mox》
1:《オパールのモックス/Mox Opal》
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《魔力の櫃/Mana Vault》
1:《連合の秘宝/Coalition Relic》
1:《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
1:《ゴルガリの印鑑/Golgari Signet》
1:《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》
1:《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
1:《ボロスの印鑑/Boros Signet》
1:《グルールの印鑑/Gruul Signet》
1:《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
1:《スランの発電機/Thran Dynamo》
1:《探検/Explore》
1:《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
1:《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
1:《極楽鳥/Birds of Paradise》
1:《貴族の教主/Noble Hierarch》
1:《時間のねじれ/Time Warp》
1:《時間操作/Temporal Manipulation》
1:《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
1:《永劫での歩み/Walk the Aeons》
1:《Tundra》
1:《Savannah》
1:《Plateau》
1:《Scrubland》
1:《Underground Sea》
1:《Volcanic Island》
1:《Tropical Island》
1:《Badlands》
1:《Bayou》
1:《Taiga》
1:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1:《湿った墓/Watery Grave》
1:《血の墓所/Blood Crypt》
1:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1:《寺院の庭/Temple Garden》
1:《神無き祭殿/Godless Shrine》
1:《草むした墓/Overgrown Tomb》
1:《繁殖池/Breeding Pool》
1:《蒸気孔/Steam Vents》
1:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《反射池/Reflecting Pool》
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《錬金術師の隠れ家/Alchemist’s Refuge》
1:《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
1:《真鍮の都/City of Brass》


基本的にはジェネラルを含む2枚コンボで一人を確実に退場させる構成となっている
その相方の数、実に15枚である 15枚って何のギャグだよ、多すぎだろ・・・

そんな愛され系ジェネラルだが、こいつ自身は回避能力や除去耐性がないため、単純に速攻を与えて殴らせるのは確実性に欠ける
・場に出た時点でパワー分のダメージをプレイヤーに与える(伏魔殿、戦嵐のうねりなど)
・場に出したら、優先権を与えずにすぐにコストとして生贄に捧げてダメージを与える(投げ飛ばし、消耗の儀式など)
この二つに絞ることで即殺させていくという流れとなっている

『ジェネラルを唱えて場に降り立ったらあいつが死んでいた』
……そんなスタンド勝負のようなちゃちじゃねえ現象が発生するデッキとなっている

なので稲妻のすね当てのような生ぬるい装備品は不要
どうせ対象にしたプレイヤーが退場すると同時にこれも0/0となって死んでしまうジェネラルなのだ

これだけ即死するコンボがある以上、もはや他のEDHデッキにありがちな勝ちの代替手段など不要となる
残すは妨害へのアンサーとマナ加速、それで十分である
よくあるサーチカードもほとんど不要となる デモチューぐらいしか入れていない
だって何サーチすんの? 勝ち手段が15枚もデッキにあるんだぞ? もう少し頭使ってからデッキ組めよお前 だから勝てないんだよ
そんなものより本当に必要なものはマナ。だからマナ加速重視でいい マナがあれば勝てる 土地伸ばす心配だけすればいい
順当にいけば3回のジェネラル召喚+エンドカードのプレイが必要なデッキである以上、マナは潤沢に欲しい
サーチなんぞに使う時間をマナを伸ばす努力に回しましょう
どうしても三回もジェネラルを場に出さなければならないので、一過性な使い捨てマナ加速は最小限に留めたが、爆発力を優先するなら水蓮の花びらなんかも入ってくるのかもしれない

さて、このデッキが苦手とするのはプレイヤーを対象にしなくなる置物や呪文滑り、誤った指図のような対象変更系である
カウンターだけでなく置物系が危険ということもあり、汎用性の高いバウンスを数枚採用している
マナリセットやマナ拘束系もしんどいので、やっぱり置物バウンスは不可欠である

構造上一人ずつしか倒せないので、とりあえず危険な人物から退場させていくこととなるが、一番危険なのは恐らくこのデッキを使ってるあなた自身であるため、誰が一番危険なのかわからないかもしれない
そういうときはデッキ相性やパーマネントの展開具合、ジェネラルの色、無限コンボを匂わす雰囲気などで判断するのがセオリーだが、こういうときに策士は策に溺れるというものである
そこでオススメは眼鏡をかけているプレイヤーを狙う方法である
なぜだろうか?
眼鏡をかけているということは、多分近眼だ
このジェネラルはテキストボックス内に頑張って文字をギッチリ詰め込んでいるカードなので裸眼だと疲れるのだ
だから眼鏡をかけているプレイヤーのほうが危ないと判断できる
また眼鏡をかけているほうが眼球疲労は起こしやすいし、夕方になると大体頭痛がするので機嫌が悪くなる
そんな相手を先に退場させると機嫌を損ねるのでやめておくほうがいい

正直まだこのレシピは発展途上だ
何しろこのカードがあまり出回ってないので、なかなかデッキを組む人が現れず情報交換ができないでいる
ネットでもあまりレシピがなく、どうやら検閲されている模様
自分は鹿児島在住なのであれだが、東京や大阪のような都市部のMTGコミュニティーにいけば盛んな情報交換が行われているかもしれません
まずは色々を模索してみてください

なお、残念なことに1996 World Championは現在売り切れが多く、ショップでも品薄傾向だそうです
ヤフオクで出品されたらアラーム鳴るように設定してるんだけど、鳴るときはいつも世界大会のレプリカデッキの出品なんだよなぁ……
誰かお持ちの方がいたらご一報ください


<記事を書く上で参考にしたサイトはない>
この場を借りてお礼を申し上げたかった

コメント

かっこかり
2014年4月1日8:22

ぼくもチャンプでデッキ組みました!

kakkokari.diarynote.jp/201211180943445735/

※1年以上前
※4月1日ですらない
※今見るとカード選択が一部意味不明
※生き埋めで剛腕憤怒不可思議と落とすとチャンプがマスカンに
※実際に身内戦に持ち込んでみる
※予想通り稀に見るクソジェネラル
※今思うと常時手札に残虐の達人持ちなカーリアに近い印象
※チャンプのパワーを減らすため、対象になったプレイヤーがボコられる事案
※いざとなったら呪文滑りで自分のライフを21以下にするプレイヤーも
※結局荒らしまくって平均以上(3割程度)の勝率を出す
※その日のうちに禁止を言い渡されたため、知人以外とは対戦出来ず

Zirilan
2014年4月1日8:42

肉体と魂の火もどうぞ

ひまじん
2014年4月1日20:33

>こいつ自身は回避能力や除去耐性がないため
被覆能力ありますよ!

>なので稲妻のすね当てのような生ぬるい装備品は不要
装備できませんよ!被覆被覆!

しげのふ
2014年4月1日21:38

>かっこかりさん
しまった、先駆者がすでにいたか!!
まぁ糞ジェネラルですよね……僕もプロキシで回してみたい
>Zirilanさん
実は対象に取れないのでダメなんですよ
それが可能なら一気に20枚以上のエンドカードになって頭の悪いことに!
>ひまじんさん
仰る通り!

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