試行錯誤の末、前回のデッキレシピから以下のようなデッキレシピに生まれ変わりました。

【クリーチャー】 15
4:《群れネズミ/Pack Rat》
4:《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
3:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4:《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
【ソーサリー】 13
3:《もぎとり/Mutilate》
4:《強迫/Duress》
2:《不死の隷従/Immortal Servitude》
4:《血の署名/Sign in Blood》
【インスタント】 5
3:《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
2:《夜の犠牲/Victim of Night》
【PW】 4
4:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
【土地】23
4:《草むした墓/Overgrown Tomb》
3:《森林の墓地/Woodland Cemetery》
2:《幽霊街/Ghost Quarter》
14:《沼/Swamp》
【サイドボード】
1:《もぎとり/Mutilate》
4:《死体焼却/Cremate
3:《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
2:《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
3:《突然の衰微/Abrupt Decay》
2:《冒涜の悪魔/Desecration Demon》


『メイン変更点』
in
エルフの幻想家 2枚
悲劇的な過ち 3枚
夜の犠牲 2枚
out
排水路潜み 3枚
肉貪り 2枚
ジャラドの命令 1枚
ヴェール生まれのグール 1枚

エルフの幻想家が4枚体制になり、新たに悲劇的な過ちと夜の犠牲が除去に加わりました。
肉貪りを外すのはいろいろ抵抗があったのですが、生贄除去がヴェリアナと被ってるのと、多少横に並べるデッキに弱かったので暫定的に夜の犠牲を優先しました。
エルフの幻想家はチャンプブロックとして使い捨てながら不死の隷従で拾い上げるとアドバンテージを稼げるというのが魅力でした。
実際まわしてみるとこのデッキはもぎとりとヴェリアナで相手の攻勢を斜断していく流れになります。そこまで繋げるために2/2バニラよりは1/1のカードアドバンテージを失わない生物の方が同じチャンプブロックでも優秀かなという判断です。正直群れネズミデッキである以上ネズミを減らすという判断はあまりに・・・苦しい・・・断腸の思いだ・・・。

肉貪りは前述通り横に並べるデッキで仕事があまりできなかった。前回のエントリーでもありますがアヴァシンの巡礼者あたりが代わりに犠牲になる場面多すぎ問題。

例の楽しいコンボはユメカラサメナサーイという声がデッキの中から聞こえてきたので消えました。ロマンばかり追いかけても勝てない!今の早い環境で悠長な4マナアクションは死に値する危険行為でございましたとさ。チャンチャン

悲劇的な過ちは低コストというのもありますが、一番の理由は自分がチャンプブロッカーを用意しまくるデッキなので陰鬱達成が容易という理由からです。正直4枚でもいいかもしれませんが、そうなると雷口・ヘルライダー・修復・静穏あたりに的確なタイミングでグサァ!!とならないので無難に3枚に夜の犠牲2枚ずつという結論です。

『サイドボード』
in
突然の衰微 3枚
冒涜の悪魔 2枚
out
夜の犠牲 2枚
血統の切断 2枚
見えざる者、ヴラスカ 1枚

真髄の針は絶対許さないよ!
という心の声がサイドボードに突然の衰微が3枚という結論に至らせました。打ち消させん!それを死守するなどとんでもない!
まぁ割と3マナ以内でぶっ潰したいものが多かったというのが理由。早いデッキ相手なら適当に厄介なクリーチャーに打ち込めばいいのです。栄光の騎士は堪忍してください。そんなわけでビートダウン相手の追加の除去枠も兼ねております。
何度も言うが、これは真髄の針をメタった除去カードであり、ついでにクリーチャー除去です!帰化でもいい!なんでもいいから早くアーティファクトを割れるカードを入れるんだ!手遅れになる前に!そうしなければおれはヴェリアナの奥義で『真髄の針と残りのパーマネントで分けます』と悲しみを背負って宣言しなければいけなくなる・・・

ここまで前振り。

今回の主役は冒涜の悪魔です。もぎとりとの相性は最高に良く、横に並べようものならもぎとりしちゃう。中途半端なフィニッシャーは冒涜の悪魔の前にねじ伏せちゃう。
そんな結構な力技クリーチャーです。もちろんセレチャやら究極の価格やら弱点の多いフィニッシャーであることは変わりないのですが、この群れネズミデッキ特有の欠点は多少補えます。
ぶっちゃけ群れネズミデッキ、盤面を有利にした後トドメを刺すまでが長い。群れネズミが手札にあったとしてもとどめを刺しきるのに時間がかかるし、今引きの至高の評決やかがり火でもされようものならさらに時間がかかる。この問題を解決するために早く詰められる勝ち手段が必要となりました。特にサイドボード後からは群れネズミだけでは不安すぎる。そこで白羽の矢が向けられたのが冒涜の悪魔だったというわけです。
サイドから消えた血統の切断とヴラスカは悠長すぎた。血統の切断は弱くはないけどもぎとりのほうが大体の場面で強いですしあまりサイドインする場面がなかったです。

最後に吸血鬼の夜鷲。これはビートダウン対決に強いというよりは、どっちかというと連邦の白い悪魔……このデッキにとって真髄の針と同等かそれ以上にヤバい生物――――
鷺群れのシガルダ をつぶすために採用されております。これでも奴を倒すためには不十分なのですが、これぐらいしかないのです。あとはもぎとるしかない。沼を5枚以上並べて……。

とりあえず現環境での黒タッチ緑の群れネズミデッキはこのあたりで大方固まったように思います。もう少しいじる部分はありますが、とりあえずここでひとまず完成とし、次のカラーリングでの群れネズミデッキに着手しようと思います。

コメント

arikaora
arikaora
2013年2月21日21:18

冒涜の悪魔は対シガルタでは、友情コンボのおかげでデメリット無しの6/6生物になるから夜鷲がデッキ的に弱いなら悪魔追加でも良いと思うよ。

しげのふ
2013年2月21日22:50

確かに冒涜の悪魔で天使と真っ向からグラップラーするのも男らしくていいですね
きっと相手もセレチャでバンプアップしてやりあおうとするは・・・ハッ!?

arikaora
arikaora
2013年2月21日22:54

そうなのです・・・セレチャで死んでしまうのです・・・

名前などない
2013年2月22日1:28

ネズミデッキなら《派手な投光》もありですよ
群れネズミとの安定感が抜群です

しげのふ
2013年2月25日17:15

昨日ゲームディ参加した感じだと鹿児島は赤緑系が一気に増殖してたのでセレチャの数もやや減少傾向にありそうです
おかげで冒涜の悪魔も何回か活躍してくれました
やっぱり4マナのスペックの生物とは思えない強引なパンチ力が魅力でした

>派手な投光
そういえばそんなものがありましたね
ピン除去抑制(≒セレチャ封じ)のにも使えますし、意外とありなのかもしれませんが腐りやすそうなのが怖いですね

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