群れネズミを使う(2)
2013年2月10日コメント (5)GTC後最初のFNM参加。
今週も群れネズミ。ネズミーランドはっじまっるよー
ゴルガリカラー……というよりは黒単タッチ緑。
GTCからは新参ネズミ《排水路潜み/Gutter Skulk》と《肉貪り/Devour Flesh》、《不死の隷従/Immortal Servitude》が加わりました。
今回このカラーリングを選んだ理由として除去の信頼度が環境に噛み合っていると考えたからです。
というのも、以前組んでいたラクドス型の群れネズミ型を辞めた理由が、火力除去信頼度の低下があったからです。火柱を採用する理由はゾンビと絡み根なのですが、そのゾンビが最近ラクドスデッキに押されて減少気味。セレズニアに火力除去がちょっと刺さりにくく、GTC注目株ボロスの反攻者も火力除去はためらわれる存在。呪禁ビートが少し増えていて、奴らにはかがり火ワンチャンしか勝算がない状態。攻撃的に攻めても、簡単にいなされるorそれ以上の攻撃で返されるのでラクドスカラーにしても結局速攻性は中途半端。攻めとしても尖りきれていない。
そんなわけでラクドス群れネズミは解体しました。
ラクドスネズミの悪い点は今挙げた点ですが、それだけではアレなので良かった点も挙げておきます。サイドボードに殺戮遊戯とラクドスの魔除けを入れられた点です。かがり火と轟く激震は環境的にさほど悪くない全体除去でしたし、戦慄掘りもクールです。ただ群れネズミは極力3マナある状態でインスタントタイミングで構えておきたいので戦慄掘りでは微妙な場面もあります。かがり火は手札に来ても群れネズミで捨ててしまえばいいのもいい感じですね。あとはラクドスの復活もなかなかこのデッキには合っていました。でもまぁ弱かった。フィニッシャー不足(というか赤黒なのに打点の伸び悩み)に悩まされ、仕舞いにはラクドス御大将を入れるという電波を受信するなど迷走が見られました。
「私は何度でも繰り返す…。同じ時間を何度も廻り、たった一つの出口を探る。ネズミを絶望の運命から救い出す道を」
そんな感じでたどり着いた何度目かの舞台。それが黒単タッチ緑です。おっとゴルガリカラーだけどあくまで黒単って言い張るぜ。だって本当にタッチ緑な構成だしな!
この構成の強みは何よりもぎとり。今の環境で最強の除去は終末ですが、その次にエクスタシーと思うのがもぎとりです。至高の評決?ゴルチャとボロチャで涙目になりやがれ!
せせら笑う奴らのサイドボード戦略を灰燼に帰すために黒単最強の切り札もぎとりで最凶のあいつ等を涙目にしてやるのがこのデッキの真髄です。半分ホント。
実際にはヴェールのリリアナによるソフトロックデッキの一面が強いデッキです。ヴェリアナ4枚フル投入は使い捨てて前提でも除去を使う場面も多いからです。サポート除去として肉貪りが新たに加わりました。これは自分的に試行錯誤の部分が残ってます。今回は新参除去の肉貪りを採用しましたが、このデッキ的には悲劇的な過ちや突然の衰微、夜の犠牲、殺害などの選択肢が残されています。悲劇的な過ちのほうが使い勝手はいいかもしれませんが、肉貪りならトラフト死ねぇ!ができます。実際には隣にいるアヴァシンの巡礼者を生贄にすることでしょうが、たまに巡礼者を土地ゾーンに置いてるせいか素直にトラフトを生贄にしてくれる人もいますので肉貪りの方が最強だと思います。セレチャでトークン出してそっちを生贄にする人もいますが奴らはセレチャを握ってないと少し弱気になるという特徴がありますのでメンタルマジック的にはこちらにアドバンテージがあります。
んでんでんで、主役の群れネズミは強迫で安全確認or5マナ出せる状況or一刻も早く相手に群れネズミを出してドヤ顔したいときに着地させるのが鉄則です。このデッキにとって5マナというのは一つのボーダーラインです。
しのぎ切った相手に不死の隷従をX=2で打ってネズミーランド再開!をするためです。貪欲なるネズミでディスカードさせ、さらにわざわざ投入したエルフの幻想家まで入れてカードアドバンテージをさらに開かせて相手の戦意を喪失させます。序盤しのげばあとは群れネズミと愉快な仲間たちが何とかしてくれるって寸法です。
死儀礼のシャーマンが今回緑を入れた一番の理由。攻めても守らせてもとりあえず強い。ハンデスロックかけてしまえばこれだけでも十分勝算ありますしね。
最後にミニコンボとしてヴェール生まれのグールが1枚だけ挿してます。ご本人は4/1ブロックできない5マナのクリーチャーという舐めた性能ですが、沼を置くと墓地から手札に戻ってくるので群れネズミの種としては優秀。この1枚だけのこいつを、これまた1枚挿しのジャラドの命令で墓地に落とすというミニコンボが入ってます。某人物のネタ発言アドバイスで到達した今スタンで一番nWoな動きをしているデッキです。適者生存でスクイーを捨てて、もう一枚必要なカードを持ってくる流れをこのデッキはたった1枚のジャラドの命令だけで再現してしまえるのです。すごいなコレ、冗談はデッキだけにしてくれ。
サイドボードはそれっぽいのを入れてます。衰微とかいろいろ試したい枠はあるのですが今回はこんな感じ。
実際の結果としては2-1やら1-2やらそこそこな感じで、プレイミスひどくネタ臭凄いデッキの割には上々です。デッキ構築としては割と成功した方だと思います。今後もこのデッキをひな型に発展させていこうかと思います。オルゾフカラーやディミーアカラーも試したいですしねぇ。
あ、肝心なこと書き忘れるところだった。
このデッキ相手1ターン目に「真髄の針、指定は群れネズミ」といわれると完全に悲しみを背負うことになります……。さっきから衰微の可能性をちょくちょくアピールしている理由はそういうことです……割れる手段がないって悲しいことなの……。真髄の針は群れネズミ、死儀礼、ヴェリアナの御三家を完全に死なせる悪魔のカードですので用心するに越したことはないです。誰だって1ターン目に死んだ魚の目になりたくないだろォ?
「あなたの…群れネズミの為なら、私は永遠の『エンドフェイズにディスカードします』に閉じ込められても、構わな…いややっぱどうなんだそれ」
今週も群れネズミ。ネズミーランドはっじまっるよー
【クリーチャー】 17
4:《群れネズミ/Pack Rat》
4:《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
3:《排水路潜み/Gutter Skulk》
3:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
1:《ヴェール生まれのグール/Veilborn Ghoul》
2:《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
【ソーサリー】 14
3:《もぎとり/Mutilate》
4:《強迫/Duress》
1:《ジャラドの命令/Jarad’s Orders》
2:《不死の隷従/Immortal Servitude》
4:《血の署名/Sign in Blood》
【インスタント】 2
2:《肉貪り/Devour Flesh》
【PW】 4
4:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
【土地】23
4:《草むした墓/Overgrown Tomb》
3:《森林の墓地/Woodland Cemetery》
2:《幽霊街/Ghost Quarter》
14:《沼/Swamp》
【サイドボード】
1:《もぎとり/Mutilate》
4:《死体焼却/Cremate》
2:《夜の犠牲/Victim of Night》
3:《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
2:《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
2:《血統の切断/Sever the Bloodline》
1:《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen》
ゴルガリカラー……というよりは黒単タッチ緑。
GTCからは新参ネズミ《排水路潜み/Gutter Skulk》と《肉貪り/Devour Flesh》、《不死の隷従/Immortal Servitude》が加わりました。
今回このカラーリングを選んだ理由として除去の信頼度が環境に噛み合っていると考えたからです。
というのも、以前組んでいたラクドス型の群れネズミ型を辞めた理由が、火力除去信頼度の低下があったからです。火柱を採用する理由はゾンビと絡み根なのですが、そのゾンビが最近ラクドスデッキに押されて減少気味。セレズニアに火力除去がちょっと刺さりにくく、GTC注目株ボロスの反攻者も火力除去はためらわれる存在。呪禁ビートが少し増えていて、奴らにはかがり火ワンチャンしか勝算がない状態。攻撃的に攻めても、簡単にいなされるorそれ以上の攻撃で返されるのでラクドスカラーにしても結局速攻性は中途半端。攻めとしても尖りきれていない。
そんなわけでラクドス群れネズミは解体しました。
ラクドスネズミの悪い点は今挙げた点ですが、それだけではアレなので良かった点も挙げておきます。サイドボードに殺戮遊戯とラクドスの魔除けを入れられた点です。かがり火と轟く激震は環境的にさほど悪くない全体除去でしたし、戦慄掘りもクールです。ただ群れネズミは極力3マナある状態でインスタントタイミングで構えておきたいので戦慄掘りでは微妙な場面もあります。かがり火は手札に来ても群れネズミで捨ててしまえばいいのもいい感じですね。あとはラクドスの復活もなかなかこのデッキには合っていました。でもまぁ弱かった。フィニッシャー不足(というか赤黒なのに打点の伸び悩み)に悩まされ、仕舞いにはラクドス御大将を入れるという電波を受信するなど迷走が見られました。
「私は何度でも繰り返す…。同じ時間を何度も廻り、たった一つの出口を探る。ネズミを絶望の運命から救い出す道を」
そんな感じでたどり着いた何度目かの舞台。それが黒単タッチ緑です。おっとゴルガリカラーだけどあくまで黒単って言い張るぜ。だって本当にタッチ緑な構成だしな!
この構成の強みは何よりもぎとり。今の環境で最強の除去は終末ですが、その次にエクスタシーと思うのがもぎとりです。至高の評決?ゴルチャとボロチャで涙目になりやがれ!
せせら笑う奴らのサイドボード戦略を灰燼に帰すために黒単最強の切り札もぎとりで最凶のあいつ等を涙目にしてやるのがこのデッキの真髄です。半分ホント。
実際にはヴェールのリリアナによるソフトロックデッキの一面が強いデッキです。ヴェリアナ4枚フル投入は使い捨てて前提でも除去を使う場面も多いからです。サポート除去として肉貪りが新たに加わりました。これは自分的に試行錯誤の部分が残ってます。今回は新参除去の肉貪りを採用しましたが、このデッキ的には悲劇的な過ちや突然の衰微、夜の犠牲、殺害などの選択肢が残されています。悲劇的な過ちのほうが使い勝手はいいかもしれませんが、肉貪りならトラフト死ねぇ!ができます。実際には隣にいるアヴァシンの巡礼者を生贄にすることでしょうが、たまに巡礼者を土地ゾーンに置いてるせいか素直にトラフトを生贄にしてくれる人もいますので肉貪りの方が最強だと思います。セレチャでトークン出してそっちを生贄にする人もいますが奴らはセレチャを握ってないと少し弱気になるという特徴がありますのでメンタルマジック的にはこちらにアドバンテージがあります。
んでんでんで、主役の群れネズミは強迫で安全確認or5マナ出せる状況or一刻も早く相手に群れネズミを出してドヤ顔したいときに着地させるのが鉄則です。このデッキにとって5マナというのは一つのボーダーラインです。
不死の隷従/Immortal Servitude
(X)(白/黒)(白/黒)(白/黒)
ソーサリー
あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストがXである各クリーチャー・カードをそれぞれ戦場に戻す。
しのぎ切った相手に不死の隷従をX=2で打ってネズミーランド再開!をするためです。貪欲なるネズミでディスカードさせ、さらにわざわざ投入したエルフの幻想家まで入れてカードアドバンテージをさらに開かせて相手の戦意を喪失させます。序盤しのげばあとは群れネズミと愉快な仲間たちが何とかしてくれるって寸法です。
死儀礼のシャーマンが今回緑を入れた一番の理由。攻めても守らせてもとりあえず強い。ハンデスロックかけてしまえばこれだけでも十分勝算ありますしね。
最後にミニコンボとしてヴェール生まれのグールが1枚だけ挿してます。ご本人は4/1ブロックできない5マナのクリーチャーという舐めた性能ですが、沼を置くと墓地から手札に戻ってくるので群れネズミの種としては優秀。この1枚だけのこいつを、これまた1枚挿しのジャラドの命令で墓地に落とすというミニコンボが入ってます。某人物の
サイドボードはそれっぽいのを入れてます。衰微とかいろいろ試したい枠はあるのですが今回はこんな感じ。
実際の結果としては2-1やら1-2やらそこそこな感じで、プレイミスひどくネタ臭凄いデッキの割には上々です。デッキ構築としては割と成功した方だと思います。今後もこのデッキをひな型に発展させていこうかと思います。オルゾフカラーやディミーアカラーも試したいですしねぇ。
あ、肝心なこと書き忘れるところだった。
このデッキ相手1ターン目に「真髄の針、指定は群れネズミ」といわれると完全に悲しみを背負うことになります……。さっきから衰微の可能性をちょくちょくアピールしている理由はそういうことです……割れる手段がないって悲しいことなの……。真髄の針は群れネズミ、死儀礼、ヴェリアナの御三家を完全に死なせる悪魔のカードですので用心するに越したことはないです。誰だって1ターン目に死んだ魚の目になりたくないだろォ?
「あなたの…群れネズミの為なら、私は永遠の『エンドフェイズにディスカードします』に閉じ込められても、構わな…いややっぱどうなんだそれ」
コメント
ネズミに感動しましたわ(*´ω`*)
あとシコジェイスも意外とヤバイです
こ、殺せねぇ…!
しかも、割と堅いし+1能力も放っておけない;
黒単針どうしよう・・・(諦めよう)
環境次第で十分ワンチャンある素敵な性能だと思います。
「同じ名前の~」系の除去が多いのが逆風ですけど、その前に倒せばよし!
針はもう・・・黒単では1ターン目デュレスにかけるしか・・・